2020年06月24日

モスクワ・ノーヴァヤ・オペラ 2020年上演



三度、モスクワ・ノーヴァヤ・オペラの
ライヴ配信をご紹介します。
今回は2020年1月の上演です。

(以前、ご紹介した同劇場の同じ演出で、
別キャストでの上演になります。
今回も期限付きの公開かも知れません。)

ヴァレンチン・ウリューピン指揮、
ユーリイ・アレクサンドロフ演出、
リムスキイ-コルサコフ版。
プロローグ、序曲、1幕、2幕、4幕の順の上演。
4幕はラメントの直後にイーゴリの帰還と二人のデュエット、
そして農民の歌で終幕となります。

casts
イーゴリ公/ ムルザーエフ
ヤロスラーヴナ/ モレヴァ
ヴラヂーミル/ ルダク
ガーリチのヴラヂーミル/ チホミーロフ
コンチャーク/ クダーシェフ
コンチャコーヴナ/ プフィステル


『イーゴリ公』はともすれば
舞台中央で登場人物が入れ代わり立ち代わり
歌う、動きの乏しいオペラという
印象がありますが、
ノーヴァヤ・オペラの特色はなんと言っても、
演出、お芝居に力を入れているところでしょう。
主要人物が歌っている背後で繰り広げられる
小芝居が見どころと言っても過言ではないのですが、
今回は舞台上の暗いところは暗いまま映されていて、
せっかくの演出が楽しめないのが残念です。

黙役の杖をついた長老は最大の見所ですが、
他にもどうやら産褥にあったらしいヤロスラーヴナ、
占いをしている(?)老いた尼僧たち、
宦官のようなオヴルール、
宴の席で篭絡されるイーゴリ等々、
一味違った『イーゴリ公』をご覧ください。
posted by Vindobona at 20:46| Comment(0) | 歌劇『イーゴリ公』動画紹介
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